トップページ(本館)  >  カセットデッキ展示館TOP  >  Technics RS-M95


Technics初のメタル対応3ヘッド機

当時のテクニクス・カセットデッキのフラッグシップ!






○このデッキの特徴など



ヘッドブロック部分
中央がコンビネーションヘッドで左にあるのが消去ヘッド。
消去ヘッドはセンダストとフェライトの複合型でダブルギャップ。
消去ヘッドの手前にある棒はキャプスタンではなくダミー。
(本機はシングルキャプスタン方式である。)







下の写真は「RS-M88」




パネル面左上部分(この部分は「M88」とほぼ同じ)



レベルメーター(FL=蛍光表示管式)
(-40〜+8dBのワイドレンジタイプ。ピークレベルとVUの選択が可能。)



パネル面の右上の部分
(右端にある丸いノブが録音レベル調整用ボリューム)



パネル面下部
左から、マイクジャック(L,R)、rec cal(L,R)、バイアス微調整ツマミ(normal,Fe-Cr,CrO2,Metal)、タイマースイッチ、ドルビースイッチ、入力切換スイッチ、メーター輝度調整ツマミ、出力レベル調整ツマミ
この部分全体を覆う付属のガラスカバーは両端を化粧ビスで留めるようになっている。
(この個体は中古で、残念ながら入手時にガラスカバーは欠品だった。)



トップカバーの半分以上が放熱用スリットのスペースになっているため、印刷されているのはブロックダイヤグラムだけとなっている。




リアパネル
入出力はそれぞれ1系統のみで、高級機の割にはあっさりとしている。
中央の丸い部分はリモコン用のコネクター端子
○操作性







テープセレクター
(フェリクロムも使える。ハイポジは「CrO2」(=クロムポジション)になっている。)





ドルビースイッチ(この時代はBタイプのみである。)
(スイッチの一番右はMPXフィルターでFM録音の際に使う。)


ドルビーOFFの状態
(DOLBY表示なし)


ドルビーONの状態
(左右のスケール部分にDOLBYマークが現れる)





「input select」(入力切換)スイッチ





モニタースイッチ
(左の緑のLED点灯状態がテープモニターで右の赤がソースモニターの状態)





「rec cal」のトリマー





「bias adjust」
(テープのタイプごとに独立した調整ができる)





レベルメーター右側の表示
(メーターの右にあるボタンで「VU」と「PEAK」の切換やピークホールド表示ができる。)








カウンターとメモリーボタン
(「memory1」の「reset/clear」を押すとカウンターは「000」になり、もう一度押すと「M1」表示が点灯する。「stop/play」を押すと「MP」が点灯し、「000」の位置でのオートストップやメモリープレイができる。「memory2」は任意のカウンター位置で設定でき、「set/call」を押すと「M2」が点灯する。「000」と「M2」の間で巻き戻しボタンを押すと「000」まで巻き戻しされ、自動的に再生を始め、「M2」の位置で自動停止する。)





○音質



デッキ内部
(電源部、信号部ともに電解コンデンサーをほぼ全数交換した。それにしても、電源トランス付近以外は基盤等がギッチリ詰め込まれている。)



○まとめ



○機 能




(手前は、別売のリモコンユニット「RP-9690」。
これだけでもカセットプレーヤーくらいの大きさがある(笑)。)



○スペック







このページのTOPへ